ギックリ腰について
西神鍼灸整骨院です。今回は症状の中で一番多いとされている腰痛、そのなかでも聞きなじみのあるギックリ腰について少しお話していきます!!
ギックリ腰とは正式な病名ではなく急性腰痛に分類されます。急に腰が痛くなりヘルニアや分離症などの特異的疾患に当てはまらない場合にギックリ腰と診断されることが多いです。
そもそもなぜ腰痛が多いのか。。
人間の体は肩や股関節のようにいろいろな方向に動かせる可動域の大きい関節と肘やひざのように曲げ伸ばしがメインのいわゆる一方向に動かすことの多い可動域の小さい関節に分けることができます。
腰、専門用語でいう腰椎。この腰椎は基本的には前、後屈の動きのみ。つまり肘やひざと同じように可動性の狭い関節に分類されます。
しかし、人間はこの腰を無理に動かしてしまう方が多いため腰椎の関節を含む腰回りの筋肉に負担がかかり痛みが出てしまうのです。
腰は本来あまり動かさずにむしろ安定させることが大事です。漢字でも体の部位を表す肉月(にくづき)に要(かなめ)と書きます。
土台が安定しないとほかの部位にも負担がかかり背中や肩、首などいろいろなところに二次的な痛みが生じてしまうことになります。
なぜ腰に負担がかかるのか。原因は様々ですがその一つとして挙げられるのが股関節の硬さです。
上記で述べたように股関節は可動性の広い関節です。その股関節(周囲の筋肉を含む)が硬くなり可動域が狭くなると、当然その可動域を補わないといけないため腰や背中(胸椎)に普段以上のストレスが加わります。
これが腰痛を引き起こす原因です。当院では腰痛患者様、腰痛を予防したい患者様へのセルフケアとして臀部(おしり)や腸腰筋(股関節の前にある筋肉)のストレッチを指導しています。
より根本的なところから改善するためにはなぜ股関節が硬くなったのかなど姿勢や歩き方、体重のかかり方などを変えていく必要があるため矯正治療などを行うことをお勧めします!!
一日の中での寒暖差のきついシーズンや急に寒くなる、暑くなる季節の変わり目、冷房の効いた部屋と暑い外を行き来している時などは特にギックリ腰になりやすいためなる前の予防が重要になってきます。
痛みが出てからでは仕事にも影響が出たり日常生活にも支障をきたすことが多いです。実際そういった方を多く見てきたからこそ痛みが出る前に定期的な体のメンテナンスを行うことをお勧めします!!
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